砂防に関するすべての検討の始まりは、その土地のもつ荒廃特性を明らかにすることだといえます。
山地とその周縁部に発生する土砂移動現象は、過去から現在にわたって繰り返されてきた地形変化の一断面であり、その土地の持つ荒廃特性を反映して発生します。
荒廃特性を構成するさまざまな要素のなかで、地形はその土地の荒廃特性を総合的に表現したものと考えることができます。
したがって、土砂移動現象と密接に関わる微地形を発達史的に検討することが土砂移動現象を予測することにつながります。
以下の例は、微地形と微地形分類図、およびこれらを基にした砂防調査事例を紹介するものです。 |